※富山県南砺市五箇山 コシヒカリ

富山県南砺市、世界遺産「五箇山合掌造り集落」の平村・上平村の地区の全量を契約。

標高400mの棚田地区での栽培はコシヒカリはぎりぎりの高度。傾斜がきつく軽トラックが切り返しをしないと登れないほど道幅が狭く、傾斜がきつい。草刈でも段差のある畦は苦労が多いと写真の中島さんが説明してくださいました。そんな中で少しでも生産者の手助けにと採用されているのが写真中央の黒い円柱の施設。自動湛水装置で田への水張り具合いを自動で調整してくれるので、見回りは毎日でなくても良くなり作業の軽減につなっがているそうです。田んぼの最上部には豪雪地帯ならでの雪解け水を3000トンも貯める貯水地があり、田への用水の他に、茅葺の合掌集落を火災から守るための放水銃の水源としての役割もあります。収穫されたお米は全量が西部カントリーエレベーターに運ばれ、水分17%までは火力で乾燥しそれ以降は除湿乾燥を行います。それにより香が良くなり、砕米の減少などの品質向上に繋がっています。世界遺産米 合掌造りの郷のお米として販売しています。平成27年9月6日視察